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結婚記念日はイチゴのパイで [スイーツを作ろう(making sweets)]

年が明けてからバタバタしっぱなし
3月もやはりBataBata
ケーキを作る予定もどんどん先送り、月の後半に作ろうと思ったら何と休日出勤
仕事だから仕方ない、次の週末に作ればいいか・・・と思ってましたが、よくよくカレンダーを見たら31日は金曜日、つまり次の週末ってもう4月じゃん
つまり3月中にケーキは作れないということ
摂取カロリー制限の身の上ですからケーキ作りは月に一度と制限を付けているのです
いくら甘党でも際限なく甘いものを食べ続けるわけにはいきませんからね


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4月は奥さんの誕生日があります
そこでもケーキを作るのですが、でもなぁ・・・それまで待てないなぁ
4月に2回作るのは掟破り、それは許されません
「でもさぁ、何か正当な理由があればいいんでない?、季節的にイチゴたっぷり乗ったケーキが食べたいんでしょ、理由みつけて作っちゃえ^^¥」
背後からいきなりブラックさる1号の声
「そうか、何か理由があればいいんだ」
「ちょっと待ったぁ、一旦決めた約束事を軽く破ってしまうなんて」
慌てて止めに入ったホワイトさる1号をブラックさる1号が押さえ込み
その間に”何かいい理由”とやらを探します


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「あったぁ、見つけたよ、4月1日は結婚記念日だった^^¥」
これで決まりです
結婚記念日を絶対忘れないよう覚えやすい4月1日にしておいてよかった
(離婚した時に「結婚は冗談だったのさ」と言い訳できるようにしたとも言う^^;)
3月分のケーキを結婚記念日ケーキと称して記念日に作り、4月は奥さんの誕生日ケーキと合わせて2回つくることが確定しました


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確定なればどんなケーキにするか考えないといけません
イチゴをいっぱい乗せたケーキで頭に思い浮かぶのはキルフェボンのイチゴのタルト
タルトいいね、タルトにしようかな
いや、パイも捨てがたい
これから気温が上がってゆくとパイ生地は作り辛くなります
自分的には4月中がリミット(初夏に作ったらダレダレになってしまってーー;)
ならばパイを作っておきたいよね
イチゴのパイで頭に浮かぶのはナポレオンパイ
でも、あれってカットするのが大変
ナイフを入れるとTOPのパイが沈んで下のクリームを押し出してしまい見た目最悪になってしまいます
なので作るときはTOPのパイは焼く前にカットしておいて、仕上げで並べ、カットするときは境目からナイフを入れるようにしています
結構面倒^^;
それに思ったほどイチゴは乗りません
いっぱいイチゴを乗せるにはタルトかぁ・・・でもパイが食べたい
( д゚)ハッ!、いや別にナポレオンパイに拘る必要無くね?
パイ型で普通に焼けばいいじゃん
今は無きアンミラのフレッシュストロベリーパイみたく
で、TOPのイチゴはキルフェボンっぽく並べてさ


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まず最初に作るのはパイ生地、フィユタージュ
フィユタージュには製法の違いによりフィユタージュ・オルディネール、フイユタージュ・アンヴェルセ、フィユタージュ・ラピッドとありますが今回作るのはフィユタージュ・ラピッド
作業台に氷を入れたバットを置いて作業台を冷やしておきます

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用意した材料は、薄力粉(バイオレット)を61g、強力粉(カメリヤ)を61g、2cm角にカットした無塩バターを110g、塩をひとつまみ、冷水を61g
それらを冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます(バターは冷凍庫で)  
材料と作業台が十分に冷えたら作業開始
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まずは薄力粉61gと強力粉61gを合わせ、三度ほど篩っておきます
そして冷水61gに塩ひとつまみを入れ溶かして出番まで待機
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作業台の上に篩った薄力粉+強力粉を盛り中央を窪ませて
キンキンに冷えて硬くなった角バター110gを置いたら

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塩水を注ぎます
山の窪みから溢れないように・・・漏れたら直ぐに堤防補修^^;
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堤防補修の流れのままカード二枚を使ってざっくり混ぜます
バターを潰さないように注意しながら
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生地を軽くまとめて
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半分にカット
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重ねます
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上から手で押さえます
上の生地と下の生地をくっつけるように、初めのうちはバターを押しつぶす感じで

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再びカットして重ねて押さえて・・・を繰り返します
手で持って折れない程度になればOK
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ラップして冷蔵庫で1時間寝かせます
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1時間後、最初の伸しのセッション
作業台に打ち粉(強力粉分量外)を打って生地を置き、麺棒を押し当てて2cmの厚さにします
裏返して向きを90℃変え、麺棒を押し当てて1cmの厚さに  

そして麺棒の向きを変えながら更に伸していって
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適度なところで生地を三つ折りにして
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畳んだら再び麺棒を押し当てて2cmの厚さにします 
裏返して向きを90℃変え、麺棒を押し当てて1cmの厚さに
そして麺棒の向きを変えながら更に伸していって、畳んで・・・

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それを4回ほど繰り返して
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だいぶ生地がまとまってきたら
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畳んで
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ラップに包んで1時間寝かせます
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更に1時間後
同じように4回繰り返したら
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ラップして1時間寝かせます
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この時パイ型にバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)を降って
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ラップして一緒に冷蔵庫にIN


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一時間後
冷蔵庫で寝かしておいた生地を延して


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冷やしておいた型のサイズに合わせたら


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型に敷きます


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そして表面にピケを打ったら


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ラップをかけて再び冷蔵庫で一時間寝かせます


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寝かしている間にクレーム・パテシエールを作ります
用意したものは卵黄を4個分、牛乳を350cc、グラニュー糖を100g、コーンスターチを25g、薄力粉(バイオレット)を10g、無塩バターを13g、それにバニラエッセンス


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まずは鍋にグラニュー糖の半分と牛乳350ccを入れ、中火にかけてグラニュー糖を溶かします
溶けたら火からおろして待機


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ボールに卵黄4個分と残りのグラニュー糖を入れて


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白くもったりするまでホイッパーでよく混ぜます


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混ざったら合わせて篩っておいたコーンスターチ25g +薄力粉10gを篩入れて


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よく混ぜます


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混ざったら待機していた甘い牛乳を少量ずつ加え、都度混ぜて


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濾します


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それを鍋に入れ、ヘラで混ぜながら中火にかけて
ヘラの感触が重くなったらホイッパーに持ち替えて


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よく混ぜます
クリームの状態をよく見ながら


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最後に無塩バター13gを加え混ぜたら


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氷水に浮かべたバットに流します
バットの上にラップをかけて保冷剤を置き、上と下両方から冷却
冷めたら冷蔵庫に入れて出番まで待機


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オーブンを200℃に予熱
パイ生地には錘を乗せて置きます


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予熱が完了したらパイを入れ、温度を190℃に設定して30分焼きました
途中15分のところで一旦開けて錘を取り除き、残り15分をスタート
焼きあがったら粗熱が取れるまで放置自然冷却


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パイの粗熱が取れたら乾燥防止にアプリコットナパージュ
アプリコットジャムを適量鍋に入れ、適量の水でのばしたら火にかけ使いやすい感じになるまで煮詰めます


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それをパイ生地にペタペタ
塗り終わったら・・・


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冷蔵庫で寝かしておいたクレーム・パテシエールの登場
固まっていますからほぐします


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キルシュを適量加え、ホイッパーでガシガシ混ぜます
希望のゆるさになるまで


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こんな感じかな


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それをパイに詰めます


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次にクレーム・シャンティイを作ります
用意したものはキルシュを適量、グラニュー糖を20g、そして乳脂肪47%の生クリームを200cc


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それらを氷水に浮かべたボールに入れ、ホイップ


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パイに詰めます
表面をしっかり均したらイチゴをカット


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こんな感じかなぁ


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イチゴ2パックを使ってキルフェボンっぽく並べてみました
これで完成^^¥


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では試食〜♪
ナポレオンパイと違ってカットは楽です


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合わせるのは勿論紅茶


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「ケーキ置くときは先端が左側なんだって」
下の娘から指摘が入りました


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そうなんだ、先端を左側へ


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でもこっち側はカットカットした時にイチゴにクリームが付いてしまったんだよね^^;
クレーム・パテシエールとクレーム・シャンティイのボリュームはこんな感じ

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クレーム・ディプロマットにしようかとも思いましたが、別々の層にして口の中でクレーム・ディプロマットにすればいいかなと


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やっぱイチゴにはクレーム・シャンティイが合うなぁ
練乳も加えてホイップしても面白かったかな(食べ終えた後に気づいた・・・)


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パイの食感も自分的には満足^^¥


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作っている最中に奥さんが帰宅

「今日は何の日か知ってる?」

黙ってケーキを指さします

こんな分かりやすい日、覚えているに気まってるじゃん

でもヤバイ、実は結婚記念日にケーキを作ったのは初めて

これからは作らないと文句を言われそうだ

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